本格英国式の紅茶とワッフルを、長崎の居留地で。
バル街長崎2022の参加店舗さんの紹介記事シリーズ、第2弾。
大浦にある〈エイトフラッグ〉は、居留地らしい雰囲気にたっぷりと浸ることができる、本格的な紅茶とワッフルのカフェです。
今回は素敵なエイトフラッグの世界にご案内します。
外観から洋風な趣きに溢れていて、とっても入ってみたくなりますよね。
2階には英会話教室があり、時折子どもたちの賑やかな声が聴こえてきます。
入ってみると店内は、まるで異国。
アンティーク家具や照明、壁紙から置物まで店内の至る所にこだわりを感じます。この重厚な空間、たまんないですね…。
こちらでは、ゆったりと午後のティータイムを楽しむことができます。
ぜひ召し上がってほしいのが、紅茶とワッフル。
テーブルの上が、煌々と輝いてます…。
注文したのは、オレンジマーマレードワッフル。大きなワッフルの上に、フルーツとジャム、クリームが乗っています。これをナイフとフォークで切り分けて少しずつ食べていくのです。
そして、紅茶はティーポットに入って提供されるので、たっぷりと楽しめるのも嬉しいですね。
お茶を蒸らして待つ間の砂時計、ティーカップやプレート、カトラリーなどなど、手に取るもの全てが魅力的。
素敵なインテリアに囲まれて、ぼくは静かにときめいてました…。
今回、バル街のクーポンでいただけるメニューは、「外国ビール、おつまみ類」です。
普段は午後の明るい時間にしか営業していませんが、バル街の期間中はいつも特別に夜もオープンしてくださっています!
落ち着いた雰囲気はそのまま、カフェがバースタイルに様変わり。
エイトフラッグファンも、ぜひナイトバージョンを味わいに来てくださいね。
海と船のロマンを込めてつくったお店
エイトフラッグは、伊達文秀さんがオーナーです。
実家が船会社だったため、船はいつも身近にありました。東京の海洋大学に進学後、貨物船の貿易や商取引に関する仕事を経験してきたのだそうです。
店内のあちこちにある船の絵や写真、模型などは、伊達さんの趣味だったんですね…!
保管してある船に関する資料などもたくさん見せてくれました。
このお店の場所は、元々は伊達さんの父親が経営していた船会社の事務所で、エイトフラッグができる前はお土産屋さんでした。
その後、お土産屋さんが移転し、場所が空いたということで、長崎に戻って来るタイミングで伊達さんは「自分で商売をしてみよう」と考えました。
そこで思い出したのが、大学時代の航海実習で訪れたスリランカの紅茶工場。そこで飲んだ紅茶の美味しさに衝撃を受けたそうです。
お店のすぐ目の前には旧英国領事館。そして、外国人が暮らしていた長崎の居留地では、お茶の輸出入が行われていました。
自分の好きなものとストーリーが完璧に一致。この場所を紅茶のお店することを選んだのでした。
お店の名前は、父親の船の名前「八幡丸(やはたまる)」から取って、「エイトフラッグ」と名付けました。
もう、聴くお話全てがロマンにあふれていて……。ときめきが止まりません。
制服は、客船のウェイターの格好をしてお出迎えしてくれます。
「ここをつくる時に思い描いた通り、理想のお店です。20年以上が経った今でも、ずっと当時のままなんですよ」と、伊達さんは誇らしげに語ります。
素敵な物語がつまったエイトフラッグ。バル街では、いつもと違う夜の雰囲気をお楽しみください。
住所:長崎市大浦町5−45 エイトフラッグハウス1階
TEL:095-827-8222
営業時間:14時〜18時
定休日:月曜・火曜日
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